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/b/ などの荒らしに適したサイトでは、新しいユーザーが「System32 を削除すれば、コンピュータはもっと速くなる」と言われ、アドバイスが一斉に積み重ねられることはよくあることです。 ディレクトリの重要な性質のため、System32 を削除しないようにプログラムされた安全装置があります。
PC ユーザーを騙して System32 ファイルを削除するというアイデアは、検索クエリの「@echo off」コマンド、「.NET Framework」の急激な人気で2007年に広まりました。 荒らしの手法の完全な .bat コードは、Google でよく検索されますが、Google インサイトに表示されるには十分なボリュームがありません。 これは、「System32 virus」を検索する人気とも重なり、その検索のほとんどはフィリピンから発信されています。
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Other Operating Systems
System32 は Windows 独自のファイル システムですが、他にもユーザーを荒らしてハードディスクを無効化にする手口は存在します。 荒らしはしばしば、Mac や Linux ユーザーにターミナルを開いて、ハードディスクを消去するコード (「sudo rm -rf /*」など) を入力するよう指示します。
4chan の /g/ (technology) 板で 2010 年から使われているもうひとつの荒らし手法は、Ubuntu OS に関係します。 荒らしは、dd if=/dev/zero of=/dev/sda bs=1M というコマンドを共有して、知識の少ない Ubuntu ユーザーにハードディスクを消去するよう、荒らしにかけます。 荒らしはしばしば、ハードディスクのデフラグ、ファイアウォールの改善、ドライバの修正に役立つと主張します。
Deltree
Deltree (short for delete tree) は、ファイルのサブディレクトリ全体を削除する Microsoft オペレーティングシステムのコマンドラインコマンドです。 これは元々 MS-DOS 6 で導入され、MS-DOS をベースにしたすべての Windows バージョンを通して保持されました。
“delete System32” スキームと比較してあまり人気がありませんが、Deltree コマンド System32 は同じ効果を作り出すことができます。 荒らしは被害者に、コマンド画面で次のコードを入力するよう求めます。 “deltree /y c:\* . *” これは通常、無害なコマンドとして表示され、経験の浅い PC ユーザーは簡単に誤解して入力してしまいます。
Deltree は Windows NT ベースのオペレーティング システムには存在しないものです。 同じ効果を得るための代替方法がありますが、これらはオリジナルの Deltree コマンドほどアクセスしやすいものではありません。 最近の Windows OS システムでは Deltree コマンドが廃止されたため、下記の Google Insights の結果に見られるように、deltree の人気は著しく低下しています
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