そこで、タングステン(#”W “#)の電子配置を希ガス速記法で書く必要があります。
タングステンは周期表第6周期、第6族に位置し、原子番号は#74#に等しくなっています。 これは、中性のタングステン原子が、その原子核を取り囲む合計#74#個の電子を持たなければならないことを意味します。
ここでまず、完全な電子配置を書くと、次のようになります。
#”W: ” 1s^2 2s^2 2p^6 3s^2 3p^6 3d^10 4s^2 4p^6 4d^10 5s^2 5p^6 4f^14 5d^4 6s^2#
さて、その希ガス略記を書くために、まず周期表でタングステンの前に来る希ガスを特定しなければなりません。
この場合、その希ガスとはキセノン、#”Xe “#です。 次にキセノンの完全な電子配置を書き出しなさい
#”Xe “#: ” color(blue)(1s^2 2s^2 2p^6 3s^2 3p^6 3d^10 4s^2 4p^6 4d^10 5s^2 5p^6)#
二つの電子配置は最初の#54#個で同じであることに注意してください。
つまり、タングステンの配位の最初の部分をキセノンの配位に置き換えることができます
#”W: “overbrace(color(blue)(1s^2 2s^2 2p^6 3s^2 3p^6 3d^10 4s^2 4p^6 4d^10 5s^2 5p^6))^(color(red)(“xenon’s electron configuration”) 4f^14 5d^4 6s^2#
キセンの電子配置は##と書き換えることができますね。 ということは、タングステンの希ガス略式表記は、
#”W” となる。 ” 4f^14 5d^4 6s^2#
となる。