目的
鼓膜形成術の目的は、穿孔した耳介を再建または補修することです。
処置
軟骨、脂肪(しばしば耳の後ろから採取)、または筋膜(筋肉に重なる組織)から成る移植片が鼓膜を再建するのに使用されます。 鼓膜形成術は、穿孔の大きさと位置によりますが、処置室で局所麻酔で行うことができます。 この場合、外科医は外耳道から入ります。
より複雑なケースでは、鼓膜形成術は全身麻酔の手術室で行われるかもしれません。
術後ケア
クリニックでの鼓膜形成術
クリニックで鼓膜形成を受ける患者は、脂肪グラフトが採取された耳の後ろに2-3個の溶ける縫合糸を持つことになります。 この切開は自然に治るので、ポリスポリンなどの軟膏を塗る必要はありません。
手術室での鼓膜形成術
手術室で耳介後アプローチで鼓膜形成術を行う患者さんは、耳の後ろをより深く切開し、ステープルで閉鎖します。 ステープルは通常、術後10-14日目に当院で除去されます。
耳介アプローチで鼓膜形成術を受ける方は、切開部に2-3個の溶ける縫合糸を使用します。
鼓膜形成術を受けるすべての患者さん
鼓膜形成術の大部分において、外耳のパッキングは通常手術による血液でびっしょりになります。 これは正常なことです。 また、術後数日間は外耳から血の混じった排液が排出されることもよくあることです。
外耳道のパッキンに触れたり、外したりしないでください。 手術部位への負担を最小限にするため、術後4~6週間は25ポンド以上の重さを持ち上げないでください。 また、4-6週間は飛行機にも乗らないでください。
咳、力み、くしゃみ、鼻をかむこともできるだけ控えてください。 どうしても咳やくしゃみがしたい場合は、できるだけ口を大きく開けて、圧迫感を与えないようにしましょう。 余分な大きな圧力がかかると、移植片が外れる可能性があり、成功率が下がります。
仕事中に少し体を動かす程度であれば、ほとんどの人は約1週間で仕事を再開することができます。