2倍~4倍の花を咲かせる球根の重ね植え!
雑誌やカタログの写真を見て、その通りに植えてみたけれど、ちょっと失敗した……という経験はありませんか? ということはありませんか? 雑誌のように、同じ庭の面積で2倍から4倍の花を咲かせる秘訣をお教えします! それは、「重ね植え」です!
「重ね植え」とは?
庭の既存のスペースから、2倍、3倍、4倍と花を咲かせることができます!
「重ね植え」とは、球根や花びら、葉っぱなどを重ね植えすることです。 しかし、球根や植物がそれだけたくさん実るようになる魔法の肥料はありません。
そして、地植え、コンテナ、またはその両方の組み合わせであれ、庭のスペースが限られていることは悲しい事実です。 多くの庭師は、土地を増やすことができません。
球根を庭のベッドやコンテナに植えるときは、その品種に合った深さに植えることが常に重要です。 そうすることで、球根に十分な栄養と支えを与え、根を張らせ、よく成長させて花を咲かせ、年間を通じて気温の変化から守ることができるのです。 しかし、球根の上や下の土はどうでしょうか? これは、すでにある庭のスペースで、より多くの花を植えることができます!
球根のレイヤリングで植えるスペースを最大化し、花を2倍から4倍に増やす!
ラザニアのように球根を重ねる!
オランダ人は、世界的に有名な庭で球根を重ねて「花のラザニア」を作ることを言い、これが、小さなスペースで大きな花をディスプレイできる秘密なのだそうです。 やり方は簡単で、安全な方法さえ知っていれば大丈夫です。 まず、どのような球根を重ねるかを決めます。 一番奥に植えるべき大きな球根を先に入れます。 2~3インチほど土を入れ、次の深さに次のサイズの球根を植えていきます。
秋植え人気球根の植え付け深さ表
根や発芽した茎や葉ができると、自然に空いた場所を探して伸びていきます。 上に伸びた球根は、上の球根の間を縫って、上の日光や空地を探していきます。 球根に根を張って養分を奪う植物もありますが、異なる種類の球根でこの方法を使う場合は心配ありません。
球根を重ねるための土づくり
同じ資源を使い、たくさんの球根を育てるのですから、土づくりは念入りに行いたいものです。 植え付ける深さまで土を入れ、密集した塊を崩し、乾燥した葉、ピートモス、腐葉土などの有機質改良材を入れるようにしましょう。 また、土の栄養レベルが多くの開花を支えることができるように、骨粉や緩効性肥料のペレットを入れましょう。
一斉開花か順次開花か?
球根を重ねることで、コンテナでも花壇でも、1平方フィートあたりの植え付け面積が増え、たくさんの花を咲かせることができます。 しかし、すべての品種が同時に咲くような、協調的な花を目指したほうがよいのでしょうか。 それとも、ある層が開花した後に別の層が消えていく順次開花のほうがよいのでしょうか?
赤と白の上品な原種チューリップ「ピノキオ」とアネモネ「ブランダブルー」の画像は、球根を重ねたコーディネート咲きの豪華な結果を示しています。 しかし、順次開花も同様に効果的です。 水仙の球根とササユリの球根を重ね合わせてみましょう。
花が落ちると、スイセンの葉が透けて見え、色あせたスイセンを隠して、同じ場所で晩春から秋まで色とりどりの花を咲かせます。 球根ではなく多年草ですが、球根に根を張って養分を奪うようなことはしませんので、この強力な植え方は全く問題ありません。 水仙とヒメサユリは、光と水の必要量が共通しています。 気候に適した丈夫な品種を選び、生育が活発な時期に肥料を与えるだけで、毎年見事な花を楽しむことができます!
もうひとつ、順次咲きのペアリングに最適なのが、イキシアとハーディ(クレーンズビル)ゼラニウムです。 イキシアの可憐な花が、ハーディゼラニウムのレースのような葉の上で揺れ、魅惑的なディスプレイとなります。
寒冷地では、シャクヤクにオリエンタルユリやオーニソガラムのスターオブベツレヘムを植えるとよいでしょう。 ユリは、球根が植えられている土の上で、シャクヤクの葉が落とす日陰を喜ぶが、シャクヤクよりかなり上の位置で咲く。 スターオブベツレヘムは一流の織り姫で、シャクヤクの裸の「足首」の周りに星のような花を咲かせます。 これは、何年も何年も美しさと香りを増していく植え付けのレシピです!
球根を重ねるための品種の選び方
植え付けで重ねる品種を選ぶことは、単に「この2株が一緒に見えるはず」ということ以上に重要なことなのです。 日当たりや水やりの条件が同じで、気候に適した品種を選ぶことが大切です。 日陰を好む球根と日当たりのよい球根を一緒に植えてもうまくいきません。
球根の重ね植えは、品種の性質、生育習慣、耐寒性、開花時期に基づいて選ぶと効果的です。 連続開花するものもあれば、開花時期が重なるものもあります。 同じ日に咲くようにコントロールするのではなく、自然の成り行きに任せて、その時々に咲く花を楽しむのが目標です。 上に紹介した組み合わせの中から、自分の好きなものや配色を選んでみてください。
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